会話集:三橋あおい
※注意
ネタバレを多く含みます。
ステージ開始時
ステージ開始時
主人公:愛瑠さん……
白雪愛瑠:なんですか、主人公さん
主人公:僕たち
どうしてボーっと座ったままなんでしょうか
愛瑠:失礼な! 主人公さんと違って
私はただボーっと座っているわけじゃありません!
主人公:じゃぁ、一体なにを……
愛瑠:次の手掛かりを考えているんです!!
主人公:それは、失礼しました
愛瑠:主人公さん
前から言おうと思っていたんですが……
主人公:はい
愛瑠:やる気あります?
主人公:当たり前です! ヤる気満々ですよっ!
何なら今すぐにでもっ!
愛瑠:ちがーーーう!! はぁ…… もういいです……
私一人で考えますから
主人公:僕は何を考えようかな……
主人公:この前のアナウンサーさん、綺麗だったなぁ
ちょっと中二病入ってたけど
それもまたエッセンスっていうか……
愛瑠:主人公さん……
私一人で考えるとは言いましたが
邪魔をしろとは言ってませんよ
主人公:は、はひぃ…… す、すみません……
愛瑠:何か思いつくキーワードを並べるだけでも
助かるのですけれど……
主人公:アナウンサー……
ゴスロリメイド……
地下鉄……
愛瑠:はっ、それを見落としていました!
主人公:えっと……
何かありました?
愛瑠:地下鉄ですよ!
愛瑠:二人が逃げ込んだ地下鉄
思いっきり不自然じゃないでしょうか
主人公:お店やテレビ局と繋がってるってことですか?
愛瑠:裸王の手の内にある施設を繋ぐ地下鉄……
当然、あれを動かしているのは……
主人公:裸王の手下!
愛瑠:その可能性が高いでしょうね
愛瑠:あの地下鉄の話を貴子さんに聞いてみましょう
三橋貴子:闘士様、わたしに何か?
主人公:あ、ちょうどいいとこに!
ちょっと聞きたいことがあったんだ
貴子が使った地下鉄についてなんだけど
貴子:あれは、いざというときに使ってね
と姉が教えてくれたものなんです
主人公:お姉さん? 貴子の?
貴子:はい、三橋あおいと言います
あの電車の運転手をしているときがあるみたいで……
主人公:もしかして、君を助けたあの車掌さんは……
貴子:そうです、姉のあおいです
主人公:なるほど……
貴子はお姉さんから何か聞いてないかい?
その、裸王のこととか……
貴子:姉は関係ないと思います、
でも……
主人公:でも?
貴子:ちょっと気になることがあるんです……
心配だったのでお二人に調べていただこうかと
思っていたところでした
主人公:お姉さんのこと?
貴子:はい
普段はわたしも姉も多忙なので
滅多に会うことはないんですが……
貴子:月に一度は必ず顔を合わせて元気なのを確認し
色々と話して楽しく過ごすって約束をしてるんです
主人公:へぇ、仲がいい姉妹なんだね
貴子:はい、その約束を破ったことは
今まで一度もありませんでした
主人公:過去形ってことは…… 何かあったの?
貴子:はい
私が闘士様に裸王の洗脳を解いていただいた二日後
姉と会う約束の日だったのですが……
貴子:姉が来なかったのです
それ以来、全く連絡が取れない状態で……
貴子:わたしが裸王に背いたので
姉に何かあったのではと心配しているんです
主人公:なるほどね、よくわかったありがとう!
お姉さんのこと、調べてみるよ
貴子:わたしも同行します!
主人公:ってことで愛瑠さん……
愛瑠:行きましょう
催眠バトル1回目開始前
催眠バトル1回目開始前
貴子: あ、あれが姉ですっ!
主人公: 姉妹そろって美人だなぁ……
愛瑠: なにデレデレしてるんですか……
主人公: し、してませんよっ
愛瑠: 調べたところによると
彼女は元自衛官で指揮官まで勤めています
愛瑠: いくつもの極秘作戦を計画、実行して成功を収めた
優秀な指揮官だったそうです
主人公: ひえぇぇぇぇ……
愛瑠: その彼女がなぜ地下鉄の運転手など
やっているのかわかりませんが……
何か秘密がありそうですね
愛瑠: 昼間の彼女は一般の鉄道会社に勤めています
しかし、あの地下鉄は一般車両とは異なりますから
主人公: きっと裏の顔があるってこと、ですよね
愛瑠: 主人公さんも察しがよくなってきましたね
主人公: 褒めてるんですよね?
愛瑠: そろそろ普通の勤務は終了する時間ですが……
主人公: スルーですか!
主人公: あっ、彼女が動きますよっ
仕事を終えたはずなのに、そのままの格好でどこかへ
愛瑠: 追いかけましょう!!
主人公: もちろんです!!
愛瑠: 地下に入って…… あっ、ここは!!
主人公: 例の地下鉄ですね
彼女が乗り込みました、行きますよ!!
愛瑠: はい
主人公: この時間はもう走らないはずなのに……
愛瑠: 詳しいですね
主人公: メイドバーで盛り上がって終電を逃し
漫喫宿泊を余儀なくされた
苦い思い出が何度かあるんで
愛瑠: 何度もあるんですか……
主人公さん、学習能力って言葉をご存じですか?
主人公: なにそれ、おいしいの?
あっ、彼女を見失ってしまう!!
愛瑠: まぁ、いいですけどね
そこに期待はしないことにします……
主人公: しっかし不思議だなぁ……
こんな時間に走らせて一体何が目的だ?
貴子: 姉さん
こんな時間まで働いているなんて知らなかった……
主人公: 労働基準何とか法違反だよね、これは……
愛瑠: そういう問題じゃ…… きゃっ!
主人公: 電車が動き出した!
目的地は一体……
貴子: な、なんだかこの電車おかしいです
乗っているのは乗客ではなく
何かの荷物のようですし……
主人公: 確かに……
貨物列車でもないのに、何でだろう……
貴子: わたし、姉に会ってきます!
主人公: あっ、待って僕らも一緒にいくよ!!
貴子: 姉さん
三橋あおい: 貴子っ! ど、どうしてここに……
貴子: 約束の日に姉さんは来なかった
それから連絡もつかなくて心配だった……
あおい: それは……
あなたが裸王様を裏切ったからよ……
貴子: ってことは、まさか姉さんも!?
主人公: なるほど、それでわかった
君は裸王のためにこの電車を使い
物資を運んでいたんだな
貴子: 姉さん、どうしてそんなことを!?
あおい: 貴子、あなたも前はわかっていたはずでしょう?
裸王様の偉大さや素晴らしさを
その方にお仕えする喜びを
貴子: 違う、そんなんじゃないわ!
裸王はわたしや姉さんを操って
自分に都合の良いように使っているだけなのよ
あおい: どうしてそんなひねくれた考え方をするの?
姉さん、悲しいわ……
貴子: 気づいたのよ! ここにいる闘士様が
わたしを目覚めさせてくださったから
あおい: ふぅん……
妹に余計なことをしてくれたのは
あんたたちってわけね
主人公: さ、さすが元エリート指揮官……
迫力がありますよぅ……
愛瑠: しっかりしてください主人公さん
貴子: 姉さん、こんなことはもうやめて!
わたし、これ以上裸王の犠牲者を出したくないの!
あおい: それこそバカよ
あなたは裸王様のために働くことは
この世界を守ることと同じなのよ
主人公: 妹の言葉も耳に入らないとは…… 仕方ないな
あおい: へぇ、私とやろうっていうの?
でも私のプランに変更はあり得ない
このまま目的地まで突っ走るわよ
主人公: させるかぁぁぁっ!!
催眠バトル1回目終了後
催眠バトル1回目終了後
主人公: いやぁ、その意思の強さには参った……
あおい: わかったら、さっさと私のことは諦めるのね
主人公: 裸王の催眠を解くしかなさそうだな
愛瑠: そうですね、一刻も早く解いてあげてください
あおい: なにをごちゃごちゃと……
あおい: 姉さん、素直に催眠から解放されて
そして昔みたいに二人で仲良く暮らしましょう?
あおい: 貴子……
主人公: それじゃぁ、催眠しんけ…… うわっ!!
愛瑠: きゃぁぁぁぁっ!!
主人公: くそっ、急カーブで体勢が……
あおい: 今だわっ!!!
あおい: 裸王様補給部隊全車両に告ぐ!
作戦変更! 第一種戦闘配置!
主人公: な、なにっ!?
あおい: 今はまだ捕まるわけにはいかないの
悪く思わないでね
主人公: ま、まてっ!!
あおい: 不自由である事と不幸である事はイコールじゃない
主人公: 何それかっこいい
愛瑠: 主人公さん
翻弄されてないで早く捕まえてください
主人公: し、しまった!!
あおい: 急がば踊れ、よ
じゃぁねぇ~っ
主人公: 踊れ……
踊ると、なんかいいことあるのか?
愛瑠: 主人公さん!!
主人公: うわっ、や、やられたっ!!
愛瑠: もうっ、なにやってるんですか……
追いますよ!!
主人公: ふぁいっ
あおい: なんだか今日の姉さん、違う人みたい……
まるでキャラが変わったみたいに……
主人公: 実際、なんだかいろいろ混じってた気がする……
愛瑠: 二人とも行きましょう
催眠バトル2回目開始前
催眠バトル2回目開始前
催眠バトル2回目終了後
催眠バトル2回目終了後
催眠バトル3回目開始前
催眠バトル3回目開始前
主人公: ちょっと通りますよー
愛瑠: 主人公さんが
倒してくれたのはいいんですけど
貴子: これだけの人数が床に転がられると
歩きにくいですね……
主人公: 僕がなぎ倒した人たちはわかるんですけど
主人公: ところどころに人が固まってるのはなんでだろう?
特に連結部周辺……
貴子: あ、それは白雪さんが……
愛瑠: あっ、しっ!!
主人公: 愛瑠さんがどうかしたんですか?
愛瑠: 別に何もしてませんよ
貴子: 白雪さん……
愛瑠: 知らない方が幸せなこともあるんですよ
主人公: あっ! あそこにいたっ!!
愛瑠: 倒れた人が積み重なってて
逃亡に手こずっていますね
主人公: チャーーーンス!
主人公: とおぉぉぉぉっ!!
あおい: な、なによ、なんなのよこれはっ!
主人公: もう逃げられんぞ!
あおい: 追いつかれた…… この人の山はあなたたちが!?
主人公: ふふん、そんなことは知らん!
あおい: じゃぁ、あんたが威張るなっ!!
主人公: さーせん……
あおい: ふっ、倒した人間を壁のようにして
道をふさぐなんて、なかなかやるわね
あおい: 相手が傷ついている人間だとわかれば
手荒く扱うわけにはいかない
あおい: 踏みつけて乗り越えていくわけにも
いかないってことを逆手に取ったのね
貴子: 平気で踏みつけて橋にしちゃう人も
いますけれど……
愛瑠: しーーーーーっ!!
あおい: 悔しいけれど、その知恵の前には完敗よ
あおい: けれど、バトルでは負けないわっ!!
主人公: こっちだって、そのつもりだぁぁぁっ!!
催眠バトル3回目終了後
催眠バトル3回目終了後
あおい: ふふっ、甘いわね……
主人公: 一体さっきから何を……
あおい: あなたたちは何も知らないのね
これが最初から仕組まれたシナリオだってことを
主人公: なん、だって!?
愛瑠: それは一体どういう意味なんですか
あおい: それを敵に話すほど、もうろくしちゃいないわよ
愛瑠: 主人公さんっ!!
主人公: はいっ!!!
主人公: 催眠神拳奥義! ペロペロ拳!!
あおい: あぁぁぁぁぁっ…… !
主人公: お前はもうイッている!!
あおい: わ、私、どうして……
愛瑠: 実はカクカクシカジカで……
あおい: そ、そんなっ…… なんてことを……
貴子: 姉さん!!
あおい: 貴子! 私、あなたにもひどいことを……
貴子: ううん、いいの、わたしは大丈夫
闘士様が守ってくださったから
あおい: 闘士…… ?
主人公: それよりさっき話してた
シナリオっていったい何のことです?
あおい: えっ? わ、私そんなことを?
主人公: お、覚えてないんですかぁぁぁぁ!?
あおい: ご、ごめんなさい、なんだか記憶があやふやで
ボーっとした感じなの……
主人公: そんなぁぁぁぁ……
愛瑠: 裸王の催眠にかけられていた間の
記憶があやふやになることを忘れていました
主人公: とても大事なキーワードだったっぽいのに……
愛瑠: でも、きっとそのうち思い出しますよ
主人公: はぁぁぁぁっ……
じゃ、急いで催眠解除しなきゃよかった
愛瑠: どうしてですか?
主人公: そしたら、もう一度バトルと称して催眠神拳をかけて
今度は親子どんぶりならぬ姉妹丼を……
愛瑠: やっぱり、そんなことだろうと思いました
主人公: ひぃぃぃぃぃっ!
愛瑠さんの目が、氷の視線にっ!!
貴子: よかった、姉さんが元に戻って!
あおい: 貴子も無事でよかったわ
私、あなたが催眠にかけられて
人質にされたって聞いて……
貴子: もしかして姉さんは
わたしのせいで?
あおい: いいえ、違うわ
付け込まれたのは私の心が弱かったせい
貴子: 姉さん……
愛瑠: こんな美しい姉妹愛を前にして
薄汚い欲望をちらつかせてるのは一体……
主人公: あっ、電車を止めないと!
ささっ、みんな行きましょ行きましょーー
愛瑠: はぁぁぁぁぁぁ……
- 最終更新:2013-12-02 17:08:45